プラスチック容器・包装の「環境配慮設計材料の開発」には、多数の要因が影響を及ぼし、様々な利害関係者や新規参入者が各々の得意分野での開発を競い合っている状況である。
企画・開発に携わる者であれば、常に市場やその将来性を意識することが重要で、市場やレギュレーションは日々アップデートされている中で定期的な確認が必要である。
従来の弊社資料はより定量化に重点を置いて来たものが多かったが、「この環境配慮商品の将来性は?」 「どのような指標を確認すれば良いのか?」という定性動向の確認についても業界の方々が多くの時間を割かれている、あるいは十分な時間が取れていない状況を鑑みて、補完的な役割を果たせるような、より定性動向とその解説に重きを置いた当レポートを企画した。
TITLE
プラスチック容器・包装の 環境配慮設計材料の開発状況・市場と規制・ガイドラインの動向 (2022年の最新情報・データをもとに) ―リサイクル・バイオプラスチック・バリア性―
書籍紹介
概要
このような意図から本資料の前半では現状を説明し、後半はデータ集という形式にすることで、できるだけオンタイムで本調査資料の発行を目指した。
データ編では、解説編に採用した図表の収録と、この1~2年の間に公表された本分野での最重要データとなると思われるもの5点を収録した。また、最新の規制動向として、欧州包装・包装廃棄物規制(PPWR)改正提出案も組み入れた。どのデータも、2022年に出されたものばかりである。
「わかりやすさ」と「詳細さ」の両立に努め、かつ全体を俯瞰することを意識し作成したので、今現在関連する事業に従事されている方にも、これから携わる方にも役立つような構成となっている。
主な内容
目次と概要
① 海外(特にEU)におけるプラスチック容器・包装に関する規制・ガイドライン
2022年11月30日 EU委員会 提案
WPO ガイドライン、 CEFLEX、 ReCyclass
② リサイクル編 Plastics Europe
③ バイオプラスチック編 European Bioplastics
④ バリア編
⑤ クロスキーワード(リサイクル・バリア、バリア・バイオ、バイオ・リサイクル)
⑥ 世界的な傾向 OECD 、国連環境総会とその後
⑦ 今後
付属データ集
第1部 本編採用図表を解説の順に掲出
第2部 この1~2年、大きな影響を与えると思われる重要資料の主要部分を収録分類した。
進捗状況の把握
・ユーザー対応状況
エレンマッカーサー・国連環境計画:プログレス・レポート (2022/11)
・代替材料の対応状況
リサイクルの進展状況:欧州プラスチック協会 (2022/10)
欧州バイオプラスチック協会 (2022/12)
規制ルール改定 現在進行形
・EU:The Packaging and Packaging Waste Directive (Regulation) 改定案EU委員会提出版 (2022/11)
・OECD Global Plastics Outlook Policy Scenarios to 2060(2022/6)
書籍データ
- 発行元:(株)日本綜合研究センター
- 発行年月日:2023/05/22
- サイズ:A4片面印刷
- ページ数:約160 頁
- 価格: 製本版:59,400円(税込)、 PDF版(製本1冊付):66,000円(税込)